デッサンをやってみたいけど
初心者すぎて何を準備したらいいかわからない…
そんな方のために、
デッサン超初心者が揃えるべき道具をご紹介します。
初心者の方は特別な道具は必要ありません。
デッサンをしていくうちにさらに必要になったときに
買い足せばいいものもあります。
最低限必要なものと、あると便利なものを紹介します。
最低限必要な道具
・鉛筆
・練りゴム
・カッターナイフ
・さっ筆
・画用紙orスケッチブック
・パネル
・クリップ
・はかり棒
あると便利な道具
・スティック消しゴム
・フィキサチーフ
最低限必要な道具から順に説明していきます。
最低限必要な道具
「これだけあればまずデッサンが始められる」
最低限必要な道具からご紹介します。
鉛筆
デッサン用鉛筆には有名なメーカーが2種類あります。
・uni
・ステッドラー
uniはデッサン用鉛筆の中で最も安価なので
「とにかく安く始めたい!」という方にオススメです。
ちなみに私はずっとuniです。
uniは柔らかい描き心地で、
ステッドラーは硬めでサラッとした描き心地です。
迷ったらまずuniの鉛筆を買えば問題ありません。
主に使うのは2H〜4Bです。
デッサンが楽しくなってきて、
「金属やガラス製品をカチッと描きたい」という方は
ステッドラーを試してみると良いでしょう。
練り消しゴム
練り消しゴムも、デッサン用の安くて大きいもので問題ありません。
私はホルベインのKNEADEDRUBBERを使っています。
小さくちぎって指で練って使います。
練りゴムは消しゴムと違って消しカスが出ません。
・描きすぎて黒くなってしまったところをもとに戻す
・キラッとハイライトを入れたい
・画面の余白が汚れた時に消しゴムの役割を果たす
など、様々な使い方ができます。
潰して紙に平たく押さえつけるように使うと
描きすぎて黒くなってしまったところを修正できますし、
潰して練りゴムの先端を尖らせるようにすると
細く消せるので、ハイライトを入れられます。
カッターナイフ
カッターナイフは鉛筆を削るのに使います。
それに適していれば普通のもので大丈夫です。
「鉛筆削りじゃダメなの?」
と思う方もいるかもしれませんが、
鉛筆削りでは芯の部分を長く出すことができません。
芯を長く出せば、鉛筆を寝かせて描いた時に
幅広い面積を一気に塗ることができるので、
トーンをのせる時に必要なのです。
鉛筆はカッターナイフで削りましょう。

このように木の部分含め4センチほど削り出すと
鉛筆を寝かせて描くときに木の部分が紙に当たらないのでベストです。
芯の部分は1センチほど出ていると良いです。
さっ筆
これは描いた部分をピンポイントでこするのに使います。
デッサンでは、奥行きを表現するために描いた部分を擦ることがあります。
広い影面をサッとこするのにはティッシュやガーゼで十分ですが、
モチーフのキワや細かい影面をこする時にさっ筆が必要です。
黒くなってきたら、カッターナイフで削りながら使うことができます。
画用紙
色々な種類の紙がありますが、
デッサンをするときは画用紙が一番おすすめです。
サンフラワーのM画用紙が最もデッサンに適した紙で、安価です。
外出先などでサッと描きたい場合はスケッチブックを
買ってみても良いでしょう。
パネル
紙を木製パネルにクリップでとめて描くと安定して描くことが
できます。
パネルに紙を固定してしまえば、
机に向かって座った状態で膝の上にパネル下部を乗せ、
上部は机にもたれかからせるようにして描けます。
こうするとわざわざイーゼルを準備しなくても
自分の目線に対して垂直に紙をセットできます。
デッサンはある程度大きく描くことが必須なので、
普通にイラストを描く感覚とは見え方が少し違います。
机の上に画用紙を置いてそのまま描くと、
視線に対して絵が垂直ではない状態なので、
「描き終わったら絵が歪んでいた」
ということが起こります。
クリップ
紙をパネルに固定するために使います。
銀色の目玉クリップが丈夫なのでおすすめです。
はかり棒
はかり棒は形を合わせるのに使います。
位置関係を確認したり、モチーフの左右対称など
形の歪みをなくすために必要です。
はかり棒があると、より正確に形を取ることができます。
あると便利な道具
ここからは、ある程度デッサンの枚数をこなして
「もっとこういう表現がしたい」
という気持ちが出てきた方や、
「このデッサンは保管したい」
と思った方に必要な道具を解説します。
スティック消しゴム
スティック消しゴムは、
主に金属など硬いもののハイライトを入れる時に使います。
強く細くピンポイントでハイライトを入れられるので、
ここぞというときに使います。
普段はそこまで使いません。
フィキサチーフ
フィキサチーフは、
デッサンの上から吹き付けるスプレーです。
デッサンの表面を保護してくれるので、
鉛筆の粉落ちが防げます。
絵を重ねて保管したい方はフィキサチーフを吹き付けておくことを
おすすめします。
ただ、かなり臭いがきついので必ず屋外で使用しましょう。
まとめ
以上が
「デッサンを始めるのに最低限必要な道具」、
「あると便利な道具」でした。
最初は世界堂などの画材店に行くと簡単に揃います。
種類がたくさんあって迷うかもしれませんが
まずは安いものを選んで始めることをおすすめします。
それでは楽しいデッサンライフを!

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